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後遺障害の認定は、症状固定を判断するところから始まります。症状固定とは治療をこれ以上続けても症状が良化しない状態を言います。症状固定の状態で残存する症状が後遺症であり、後遺障害の認定の対象となります。

後遺障害が残っているという場合に、医師に診断書を書いてもらいます。事前認定ではこれでやることはほぼ終了ですが、被害者請求の場合は他の医者に行ったりして資料を作成します。どのような資料を収集すれば等級が認められやすいかは一般個人では分からないので弁護士の協力を仰ぎます。

損保料率機構により等級の認定がなされますが、後遺障害非該当とされる場合もありますし、希望の等級でない場合もあります。その場合には異議申し立てをすることができます。損保料率機構に直接異議申し立てできますし、さらに、自賠責保険・共済紛争処理機構という機関に調停を申し立てることができます。

しかし、認定結果が覆ることは少ないです。認定が変わるケースは異議申し立てがなされたもののうち、4%から6%といったところでしょう。事前認定のまま認定申請を行い、不服なので被害者請求で異議申し立てを行うパターンが多いです。一度下された判断が覆る可能性は低いので、最初から被害者請求にしておいたほうがいいでしょう。